自由研究

映画「劇場版 鬼滅の刃」と 絵本「えんとつ町のプペル」の共通点からみる、令和時代のヒットのつくり方

2020年10月。
日本映画史に新しい記録が刻まれようとしています。

アニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が1016日の公開からたった3日間で興行収入46億円を記録2016年に大ヒットした、映画「君の名は。」が公開から2日間で記録した興行収入7.7億円の記録を4倍近く上回るハイペースです。

出典:(https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1586491413)

この記事では、「劇場版 鬼滅の刃」の大ヒットから、現代におけるヒットのつくり方について、考察したいと思います。

はじめに「劇場版 鬼滅の刃」にはある特徴があります。それは、原作をそのまま映画化したこと。ゴールデンウィークによく公開されているような「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」が、映画用につくられたオリジナルストーリーである一方で、「劇場版 鬼滅の刃」は原作を忠実にアニメ化したものです。

 

つまり、お客さんであるわたしたちは、スクリーンに映し出される物語が、どんな結末を迎えるのかを、事前に知っています。目新しい発見やどんでん返しもありません。

 

それなのにたった3日間で300万人以上の方が劇場に足を運び、お金を払いました。

 

なぜ。

 

実は、この“どんなストーリーなのかを事前に知っている”ことこそが「劇場版 鬼滅の刃」のヒットの最大の要因だと私は考えています。

 

少し話は変わりますが、昨今、人々のお金の使い方に大きな変化があると感じています。以前よりも、“お金を支払う”という行為がより慎重になっていて、人はなるべく失敗をしないお金の使い方を選ぶようになりました。口コミやレビューサイトを吟味して人は商品を選ぶし、YouTubeでフルサイズで無料で聴くことができる音楽にお金を払ってダウンロードします。これらはすべて「失敗したくない」という心理が根底にあります。

 

その点から考えると、面白いかどうかも分からない映画にお金を支払うということはかなりリスクが伴う行為です。

 

1800円を払ってみた映画がつまらなかったらがっかりをするし、大切な人を誘ってみた映画がつまらなかったらその場がしらけてしまうかもしれない。

 

できることなら、はじめから“おもしろい”ということが保証されているものにお金を払いたいし、大切な人を誘いたい。

 

その点から考えると「劇場版 鬼滅の刃」は絶対におもしろいことが先に分かっているから安心してお金を払うことができるし、さらには大切な人や家族を誘うことができるんです。

 

数年前に、これと同じ構図でつくられたヒット作があります。キングコングの西野亮廣さんの絵本「えんとつの町のプペル」です。

出典:(https://r25.jp/article/581356883170827173)

一般的に、絵本というものはお母さんやお父さんから子どもに対して与えられるもの。ハードカバーでフルカラー。丁寧につくられた絵本は決して安いものではなく、さらには、お子さんのこの先の人生に大きな影響を与える1冊になる可能性だってあります。

 

2000円出して買った絵本が、もしおもしくなかったら・・・、子どもにとってあまりいい影響のある内容じゃなかったら・・・、そんな失敗を考えると絵本を買うというハードルは途端に高くなります。だから、お父さんやお母さんは、自分が子どもの頃に読んだことのある思い出の絵本を自分の子どもにも買い与えます。おもしろいことを自分が一番わかっているからです。これが、新しい絵本のヒットは生まれにくく、何十年も前に流行した絵本がロングセラーになる理由です。

 

その常識をぶち壊したのがキングコングの西野亮廣さんでした。西野さんは、絵本「えんとつ町のプペル」の全編をインターネット上で無料公開しました。当時では異例のプロモーションに批判が殺到しましたが、それによって“おもしろい”の安心を手に入れた人たちがお金を払って本を購入。絵本としては異例のヒットを記録し、映画化も決定しました。

 

「劇場版 鬼滅の刃」のヒットと「えんとつ町のプペル」のヒットの共通点は、この安心感です。とにかく人は失敗をすることが怖い生き物。ときに「安心感」の価値は、新しいものへの「好奇心」を上回るのです。

 

一般的な映画のヒットというのは、公開後に、口コミや「大ヒット中」という広告から感じる盛況感に「流行っているならおもしろいに違いない」と背中を押されてじわじわと見に行くことにより広がっていくものですが、

 

「劇場版 鬼滅の刃」は、公開される前から、おもしろいことが分かっているから、みんなが安心してすぐに劇場に足を運ぶことができました。だから3日間で46億円もの興行収入を記録することができたのだと思います。

 

大切なことは、人がお金を払う時の心理や、何に対してお金を払っているのかを理解すること。

 

「劇場版 鬼滅の刃」にも、もちろんコミックで見たものを大きなスクリーンで綺麗な映像で見たいという気持ちも、鬼滅の刃の大ファンでどんなものでもコンテンツに触れたいというファン心理もあると思いますが、

 

実はそれは表面的な動機であり、本人たちも気づいていない潜在的なところに、“失敗をしたくない”そして“新しいものよりも安心感にお金を払う”という心理がはたらいているということを理解しておくことが、自分のコンテンツ販売やビジネスにも生かされるのではないかなと感じました。

 

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