THREE WIN合同会社 代表 谷真輔さんにお会いしました ~ピロール農法を知っていますか?~
目次
谷 真輔さんにお会いしました。
先日、米ぬか美容パックのPRをさせていただいたご縁で、THREE WIN合同会社 谷真輔さんにお会いすることができました。谷さんは、自然本来の能力や作用を最大限に引き出した農作物の生産方法(ピロール農法)を広める活動をされています。
ピロール農法米 「ハッピーロール」
谷さんは、このピロール農法で育てたお米【ハッピーロール】のブランドを全国に向けて発信されています。谷さんのこの活動の原動力となっているのは、ご自身、そして身近な人のアトピー・アレルギー体質です。アトピーの特効薬が未だないからこそ、口に入れる食べ物から健康を見直すことに着目されたのでした。
『ピロール農法』とは?
ピロールとは、「有機の元」・「栄養の元」という意味です。
漢字だと難しそうですが、最近のワードだと、有機はオーガニック、栄養はニュートリションとなります。
ピロール農法は、福井県で約40年前に生まれました。
そして、まさに今の時代に必要とされるイノベーション(革新)的な農法です。
まず、土の中に眠っている、地球で2番目に古い生物の「らん藻(シアノバクテリア)」を大量に繁殖させます。
この「らん藻」は、光合成微生物で、酸素と栄養素を作物の根や他の微生物に与えます。
さらに農薬やダイオキシンをも分解するといった働きがあります。
このため、ピロール農法の作物には、残留農薬が検出されないという、素晴らしい特徴があります。
ピロール資材には、カルシウムやマグネシウム、その他の微量元素が豊富に含まれています。
この環境下でらん藻は繁殖し、光合成、つまり太陽光を浴びて二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。
この光合成の過程で、土壌中にあるさまざまなミネラルをキレート化(くるむ・はさみ込む)します。
今はサプリメントを食べるのが当たり前ですが、あのサプリメントも栄養価をキレート化したようなものですね。
このキレート化により、本来の人間にとって必要不可欠な栄養素、ミネラルの吸収率を高めてくれるのです。(引用:http://www.happyrrol.jp/pyrrol_farming_methods/)
ピロール農法・谷真輔さんについてもっと知りたい方は、こちらへ↓
「自分がやってみたことしかひとには言いたくない」
谷さんとお話をさせていただくなかで、「自分がやってみたことしかひとには言いたくない」とおっしゃられていたのがとても印象的でした。谷さんは、とにかく、【行動力】がすごく、【エネルギー】そして、【チャレンジ精神】に満ちあふれている方です。とにかく行動して、とにかく人にたくさん会って、とにかく人のために惜しまない、そんなパワーとあたたかさを感じました。初対面のわたしにも、本当にたくさんのアドバイスをしてくださったんです。たくさんのアドバイスができるのは、それだけ谷さんご自身が行動をされてきたからなんですね。
「成功の反対は“何もしないこと”」
わたしも、ビジネスを学ぶようになって、”時間”の考え方が180度変わりました。悩む時間が本当にもったいないので、とにかく走りながら考えるんです。あれもこれもと手をつけて、宙ぶらりんな部分もありますが、それって決して失敗じゃないんですよね。谷さんは、「成功の反対は”何もしないこと”」だと教えてくださいました。その言葉・考え方が間違っていないことを、谷さんご自身が体現されていたので、わたしもこのまま走り続けていれば間違いないな・・・!と背中を押していただいた気持ちでした。谷さんの経験に基づくひとつひとつの言葉が本当に心強く、お別れするときには、わたしのモチベーションも急上昇しました。
人と人とのつながりでひろがる輪
今回、谷さんにお会いできたのは、はじめに書いたように、先日、わたしが米ぬか美容パックをPRをさせていただいたご縁で、ご紹介をいただいたからです。ピロール米から出る「米ぬか」、つまり、「ピロール米ぬか」で美容パックを作って・・・といろいろなことが動き出しそうな予感がしています。こうして、輪が広がって、思いも寄らない展開に出会えるのが、フリーの面白さだと思いました。そして、こうした広がりも、行動したからこその出会いです。これから、どんな人と出会って、どんなことを経験できるのか、本当にわくわくしています。
谷さん、本日は本当にありがとうございました。
追伸:農家さんのこぼれ話
わたしは病院で相談員をしています。田舎の田んぼに囲まれた病院なので、患者さんの中にももちろん農家さんがたくさんいます。受診のたびにわたしの顔を見に来てくれる、常連の農家さんがいるのですが、いつもいつも農家の現状の厳しさを30分くらい語っていかれます。農家をしているだけでは、収入にはならず、経費を差し引きしたら、むしろマイナスになるんだそう。月7万の年金に、70歳・心臓病の体に無理をしながら、米作りとアルバイトをしています。そんなに大変なら、やめてもいいんじゃないかと25歳の小娘は思ってしまうのですが、「先祖代々の田んぼやでの」と。先祖の代から受け継いできた大切な田んぼを終わらすわけにはいかないという強い使命感があるんだそうです。”赤字になってでも田んぼを守る”、それが農家さんの現状です。詳しいことはわからないのですが、今年から、生産したお米に対しての国からの助成金が終了になるのだとか。命をかけて、田んぼをしているのになかなか報われない現状に、どうにかならないのかなあと悶々としているのでした。
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