健康で文化的な最低限度の生活~現役ソーシャルワーカーに語らせて(第5話)





前回のおさらい。

第5話は、前回の続きになります。

健康で文化的な最低限度の生活~現役ソーシャルワーカーに語らせて(第5話)~

 

死にたいほど父親を拒絶する理由とは?

父親から逃げるように駅のホームへ飛び出した男性は、間一髪のところで係員に保護され、大けがをまぬがれました。

 

父親とのかかわりを死にたいほど拒絶する理由は何なのか、ケースワーカーは頭を抱えます。

 

入院先の診察の結果。彼が錯乱を起こした原因はPTSD(心的外傷後ストレス障害)だったことが判明しました。彼の心に強く残っていた傷とは、幼少期に受けた父親からの性的虐待でした。父親は厳格な顔をもつ一方で、愛情表現として、彼に性的暴行を加え続けていたのでした。

 

その事実を知った新人ケースワーカーは、自分が無理やり彼と父親とを引き合わせようとしてきたことを悔やみます。父親の話をするたびに、彼を傷つけ、苦しめていたことに気付いたのでした。

 

そして、「これ以上ひとを傷つけるのはいやだ、もう続けられない。自分は何もかもだめ、自分は迷惑ばかりをかけている。どうして自分は使えないだろう」、涙ながらにそうもらしたのでした。

 

そんな新人ケースワーカーに、上司は、「あなたに救われたひとがたくさんいる。あなたのかけた言葉・行動で明日が見えるようになった利用者を思い出してください。ただ傍観するしかないことも利用者と一緒に悩んで苦しんで、腹を立てて、喜んで、一緒に伴走するからこそできることがある。その気持ちを大切にしてほしい。あなたはそういう伴走者になる力を持っている人だと思う」と励ましました。

 

新人ケースワーカーの葛藤。

新人ケースワーカーの葛藤、本当に気持ちがわかります。わたしは本当にだめだめワーカーです。この記事を読んでくださる方が想像する以上に使えません。そして、わたしは優しくないです。自分の余裕のなさから、なかなか相談者さんへ心から寄り添うことができませんでした。顔ではにこにこ笑顔を振りまくものの、心の中で「めんどくさいな~」と思いながらいやいや仕事をしている自分が苦しかったです。思い切り偽善者です。上司との面談の機会に、その苦しさを爆発させてしまったことがあります。泣きながら「自分は向いていない」と訴えました。

 

上司から返ってきた言葉は、単純明快でした。「みんなそんなもんだよ」。みんな、心の中ではああだこうだ思いながらも、割り切って仕事をしています。もちろん仲間内だけであれば、愚痴も悪口もいいます。それでいいと、許しをいただきました。

 

そうやって、”自分”と”社会人”との折り合いをつけながら、人は成長していくのですね。わたしもいまでは、こころの中に愚痴をとどめておくことができず、毎日毎日文句を垂れ流しています。あ、もちろん相談者さんには神対応を振りまいていますよ!堂々と偽善者として生きています!そうやって、強くなってきました。

 

性的虐待の現実。

最後に少し、まじめな話を。性的虐待は決してドラマの中のお話ではなくて、現実世界で実際に起きています。警察や児童相談所の職員さんに連れられて、幼いお子さんが病院に来る場面にも何度も関わりました。本当に胸がぎゅーっとなります。特に、子ども時代は、親が絶対。親から受けた行為が虐待だと気付くのは、ずっとずっと大きくなってから。大人になって気付いたときには今更誰も頼れる人がいないこともあります。いまさら証拠もないので、刑事的にも民事的にも相手を罰することは非常に難しいです。そのため、多くの人がなかったことにして、今日を生きています。とてもデリケートな問題です。でも、そこに火曜21時のドラマが一歩踏み込んだところに、すこし驚きましたが、多くの人がこの事態に気付き、考える機会を与えてくれたと思います。

 

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