健康で文化的な最低限度の生活~現役ソーシャルワーカーに語らせて(第5話)~





前回のおさらい。

健康で文化的な最低限度の生活~現役ソーシャルワーカーに語らせて(第4話)~

扶養照会について。

扶養照会とは。

今日の、テーマは「扶養照会」でした。扶養照会とは、生活保護を申請した際に、その親族や親せきへ、扶養ができないかどうかを確認する作業です。 扶養とは、ひとことで言えば「養うこと」です。

 

生活保護制度の資金は国の税金。家族や親せきで助け合えるのであれば、まずはそちらを優先してもらうべきです。そのため、本当に養ってもらえる人がいないのかどうかを、行政では厳しく調査する必要があるので、親族・親せきへ「●●さんが、生活保護の申請をしました。扶養できますか?」というお手紙を送ります。受け取った側は、扶養できるかどうか(できなければその理由)を書いて、送り返します。

 

父親に連絡を取らないで。

本日の中心は、20代の男性。父親から逃げるように行方をくらませ、残金が50円になった男性は、市役所へ助けを求め、救護施設に身を寄せることになります。生活保護を申請しますが、男性は扶養照会を頑なに拒否。ケースワーカーは職務上、やむを得ず父親へ扶養照会を送ったところ、父親が「私が扶養します、引き連れて帰ります」と市役所へ訪れたのでした。

 

それを知った男性は、パニックになり救護施設を飛び出て、駅のホームへ駆け出します・・・。

 

「どうして?」、こころの声を聴く。

この続きと、なぜ男性が父親から逃げるのかは、来週明らかになるようですが、おそらく、歪んだ親子関係があるような印象です。もしかしたら、虐待や暴力があったのかも…?。

 

もし、この男性が、そんな父親から身を隠していたとすれば、ケースワーカーが扶養照会を父親に送ったのは安易な判断だと思います。どこにいるかが丸わかりですからね。ただ、「連絡をとらないで欲しい」という表面上の言葉を”わがまま”で片づけるのではなくて、「どうして?」と一歩踏み込んで、本当の声を聴かないとなと改めて感じました。

 

守るべきは命。

わたしも、何度か夫からのDVから逃げてきた女性の支援に携わったことがあります。

 

県外にお住まいの方が、いろいろなつてをたどって逃げてこられることがたまにあるんです。そんなとき、とにかく身の安全を守らないといけません。

 

病院に受診されるときは、まずは保険証は使いません。保険証を使うと、年に何度か、被保険者へ、誰がどこの病院にかかったのかが通知されてしまいます。本人がDV夫の扶養に入っていたとすれば、「●●県にいる」という情報が、DV夫に知れてしまうのです。まずは保険を脱退して、なるべく早く住民票を移して、保険に入りなおります。

 

そして、住民票も見られないように制限をかけて守ります。もしDV夫が、病院に訪ねてきたときに備えて、入院中であれば面会制限もかけます。

 

退院後は、行政の用意した施設へ一時的に入居して、その間に、弁護士さんを介して離婚調停をすすめていくのです。理由によっては、それだけ慎重に情報を扱うこともあるのが現実です。

 

何十年ぶりの再会!?

扶養照会をきっかけに、ずっと疎遠だった家族・親せきの居場所がわかったり、交流が再開したりすることもあります。”生活保護”という人生の転機が、思わぬ再会を呼ぶんですね。

 

わたしも、病院に勤めていると、いろいろな場面に遭遇します。やはり、入院・手術となると「身寄りなし」って厳しくて。誰でもいいから、とにかく付き添ってくれる人、同意書にサインをしてくれる人が病院としては欲しいんです。

 

何年か前ですが、県外からドライブにきていたとあるおじいちゃんが、山の中で事故を起こして救急搬送されてきました。命に別状はないものの、集中治療室に入院。交通事故を起こした車は山中にそのまま、入院生活に必要な身の回りのものも何もない、そんな状況で「身寄りなし」でした。

 

車はなんとか、わたしがJAFにお願いをして、とりあえずぼこぼこのまま病院駐車場まで引き上げてもらいましたが、どうみても廃車。このままでは帰ることもできないので、とにかく誰かと連絡をとろうと、本人さんと四苦八苦。数日かけて、数十年ぶりにお姉さんと連絡をとれました。

 

数十年ぶりのことだそうです。事故おこさなかったらもう一生連絡することもなかったんじゃなかろうか。人生ってどうなるかわからないものですね。

 

そんなこんなで、福祉の現場では毎日いろんなことが起こります。そんな現場で、頭かかえながら、まだまだ新人?ソーシャルワーカー頑張っております。今日も1日お疲れさまでした。

 

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