健康で文化的な最低限度の生活~現役ソーシャルワーカーに語らせて(第1話)~





ドラマ:健康で文化的な最低限度の生活

フジテレビ系列で、今日から「健康で文化的な最低限度の生活」というドラマが始まりました。

<あらすじ> 公式HPより

かつて映画監督を目指したが挫折し、安定・平凡を求めて公務員になった義経えみる(吉岡里帆)。これでこの先の人生も安泰だとホッとしたのも束の間、栗橋千奈(川栄李奈)や七条竜一(山田裕貴)ら4人の同期とともに配属されたのは、生活保護受給者を支援する、激務必至の生活課だった…。早速、えみるも先輩ケースワーカーの半田明伸(井浦新)から担当を任されるが、その数なんと110世帯!福祉の知識もなければ人生経験も足りないえみるは、受給者たちの様々な人生模様に触れ、大きな不安と戸惑いの中で、ケースワーカーとしてのキャリアをスタートする。

そんなある日、役所にかかってきた一本の電話が、えみるの運命を大きく左右することになる。えみるの担当受給者である電話の主は、突然「これから死にます」とだけ告げ、電話を切ってしまう。大慌てのえみるにたいして、前任者や親族は、いつものことだからとまともに取り合おうとしない。しかしこれが、新人のえみるにとってはあまりにショックな事件へと発展してしまう。配属早々、厳しい現実を突きつけられたえみるは、自分なりに受給者たちの人生に寄り添っていかなければならないと決意する。

しばらくして、えみるは求職活動中の受給者・阿久沢正男(遠藤憲一)と面談をすることに。阿久沢は、健康上の問題はないのになぜか咳が止まらず、聞けば、一日一食しか食べていないという。えみるから報告を受けた、えみるの上司の京極大輝(田中圭)は、阿久沢のお金の使い道に何か秘密があるのではとにらみ、「すぐに家庭訪問。徹底調査!」と指示を出す。意を決して阿久沢の家を訪ね、調査のために冷蔵庫の中を見せてもらったえみるは、そこであるものを見つけて……!?

実は、わたし、ソーシャルワーカーです。

実は、わたし、ドラマが大好きです。特にこのドラマは今期で一番楽しみにしていました。というのも…実は私、病院でソーシャルワーカーをしています(わたしの仕事)。

このドラマでは、市役所の生活保護担当課が舞台になっていて、そこで働くケースワーカーさんがクローズアップされています。ケースワーカーさんは、生活保護受給者や生活困窮者の人生に、寄り添い、向き合い、自立への道筋を見つけ出していくことをお仕事にしています。

わたしは、わかりやすく言うと、その病院バージョンですね。病院で起こる、いろんな不安やトラブルの対応していますが、圧倒的に多いのは、経済的な相談です。医療費の公的な制度はありますが、制度使ってもその負担ができない人がとても多いんです。1万円が支払えない…そんな人にどれだけお会いしたかわかりません。保険証を持っていればまだいい方なのです…。そういう人たちって、お金だけの問題じゃなくて、人間関係も希薄で、助けになってくれる人がだれもいないし、しいては家もあるのかないのかわからないような…。自分の当たり前の尺度では想像できないような生活を送る人が、世の中には本当にたくさんいるんです。そんな方々を支援しようと思うと、市役所のケースワーカーさんとの関わりは欠かせません。わたしの同期にも、実際に市役所のケースワーカーとして奔走している友人がたくさんいます。

 

1話を見て感じたこと

(まず1年目のワーカーがいきなりケースをもってバリバリやらされているという違和感はおいといて…)

とにかく忙しい

ドラマの中で、来所相談・電話がひっきりなしに重なるシーンがありました。見ていて、胃がキューンってなりました。私の勤務先も、病院の相談窓口とはいえ、ひっきりなしに来客・電話・・・。自分が忙しくなるのももちろんなのですが、それ以上に先輩も忙しいので、なかなかわからないことが聞けなくて、新人時代はすごくつらかったのを思い出しました。聞ける暇もないけど、自己流でやるわけにはいかないし…、かといって先輩を待っていたらいつまでたっても手が空かない…。相談対応のあとには相談記録をかかないといけないので、対応が遅れれば遅れるだけ、残務が溜まってしまうんですよね。それが、私が朝から晩まで昼飯抜きででもやらないと仕事についていけなかった理由なんです。

「死ぬ覚悟を決めました」

ドラマの中で、ある生活保護受給者さんが担当のワーカーさんへ「死にます」と連絡をします。報告を受けた先輩たちは「いつものことだから」とまともに取り合ってくれず…、そのままその人は自ら命を絶ってしまいました。

実は、これはドラマの中の話だけではありません。生活保護受給者・生活困窮者のような、人生の瀬戸際で必死に生きる方々とかかわっていると、そういうことって結構日常茶飯事なんです。わたしも幾度となく、患者さんから「死にます」宣言を受けました。一番どきっとしたのは、精神疾患を抱える女性からの連絡です。その方は、被害妄想が強く、常に監視されているとか、誰かに追われているとか、悪口を言われているとか…そういう風にとらえてしまうんですね。実際はそんなことはないのに…。でも、彼女にとっては、向かうところ敵だらけの状況であることは事実です。つらいつらい日々に耐えられなかったんでしょう。外来診療を翌日に控えた昼下がり、私のところに「覚悟を決めました」と電話がかかってきます。「何の覚悟ですか?」と伺うと、「死ぬ覚悟です」ときっぱり。どきっとしつつも、なんとか冷静をたもって、「明日、お会いできるのを待っていますから」そう伝えて電話を終えました。次の日、予約通りに来てくれるのか本当にどきどきして、夜もぐっすり休めませんでした。次の日、約束通り来てくれた彼女にほっとしたのを覚えています。

でも、実際に亡くなられる方がいるのも事実です。警察から、捜査協力の依頼が来て、亡くなられたことを知る。それほど悲しいことはありません。いろんな意味で命の現場に立っていると感じます

借金まみれあるある…。

ドラマのなかで、多額の借金を抱え、生活保護費の中から返済を続ける男性が出てきます。実際、なんでそんな借金できるの!?って思うほどの借金を抱えている人って多いです。そして、たまたま病気が重なるともうどうにもこうにも返済できないんです。ドラマの中では、法テラスの債務整理が紹介されていました。法テラスを介して弁護士相談をすると、よほど収入が多い人でない限り、費用負担をなくすことができます(※回数制限あり)。

わたしが担当していた患者さんに、多額の住宅ローンや借金と育ちざかりのお子さんを抱えて、なんとか少しずつ借金を返済しながら生活を維持していたお父さんがいました。予期せぬ病気にかかり、余命の話がでるほどの状態になってしまったんです。その方とは、何度も何度もお話をかさね、お子さんのことも考えて、ご自身でいろんな手続きができる今のうちに、自己破産の手続きをとりました。ゆくゆくはいまの住まいも差し押さえられて、住む場所も変わることになりますが、手続きが完了するまでの時間、借金の取り立てもとまるので、取り立てにおびえることもなく、穏やかに生活を送ることができています。

人生と向き合う仕事

第1話だけでも、本当にいろんなケースが取り上げられていました。ドラマだから、誇張されている部分ももちろんありますが、世の中にはこんな風に一生懸命生きている人もいる、こんな仕事をしている人もいる、ということが伝わる点で、リアルな部分もありました。特に、ドラマの中で、中年男性が新人ワーカーに「娘でもおかしくない人に、家まであがられて、冷蔵庫の中まで見られて、おまけに借金のことまで言われて…情けない」ともらす場面があります。これは、わたしが仕事で相談者さんと関わるときに、常に注意していることです。私はまだまだ自分で人生を歩き出したひよっこです。そんな私が、人生の大先輩の人生に踏み込んで、時には厳しいことを伝えないといけないこともあります。「こんな小娘に…」とか「情けない」と思うこともあるかもしれません。当然だと思います。わたしは決してえらい存在ではありませんから。だからわたしは、たとえ相手が所持金100円未満の生活困窮者であろうとも、覚せい剤で逮捕されたあと保釈中の身であろうとも、精神疾患があろうとも、相手に対して、必ず敬意をもって関わるようにしています。自然と、そういう心構えって相手に伝わるんです。それが、人と関係をつくる上での秘訣かなと思います

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